JR西日本・381系
……(スーパー)やくも号 のグリーン席
381系は、国鉄時代に開発された振り子列車です。スーパーやくもが走る路線にはやくも号が走っておりますが、車両は同じです。車両が同じだけあって、スーパーやくも号の塗装の車両とやくも号の塗装の車両が混結されるときもあります。
このページは、24年10月に、今は亡き座席達に移動しましたが、おそらく2000年代後半頃にはなくなっているようです。また、381系全体では、2024年06月15日で、定期列車としての運行も終了しました。国鉄型の特急車両は、定期列車はJR四国のDC185系が、臨時であるもののJR東日本の185系(普通席モノクラスのみ)が残ってはいるものの、いかにもな国鉄型特急車両は国鉄が民営化して37年で姿を消しました。
基本的には、殺風景な天井など、製造直後から大きな変化はありませんが、窓のアコーデオンカーテンを撤去し、仕切扉の幅を広くし、自動ドアにしています。
何となく、自動車の座席に見えなくもありませんが、座って第一印象は、「狭い」です。狭い座席でおなじみの、E3系の座席より狭いのではないか?と思わせます。特にリクライニングしないときの窮屈さは、他にはありません。
前面展望が後ろの人でも楽しめるように頭の部分が欠けています(この車両には肝心の前面展望がありませんが)。
枕は、自動車のシートのように角度を変えられます。リクライニングをしているとき、枕が薄いと思えば、手前に曲げればよいです(この写真では、曲げてある状態です)。リクライニングは、思ったよりは深く傾けられます。
振り子車両だからでしょうか、壁と床の境目の角の部分に、何かを隠すカバーがあります。その構造上、窓側の人の、足の置き場がなく、フットレストが座席の中央よりに寄っているため、使いづらいです(まっすぐに座れない)。
しかも、一部の座席では、天井へ伸ばす空調のダクトが通っており(一つ上の写真を参照)、更に狭く感じさせます。
展望車両仕様の座席ですが、この写真の車両は真ん中の号車です。普段、この座席は、先頭パノラマ車で使われますが、急遽、中間車になってしまいました(もう一つの座席も、頭の部分が欠けた展望仕様ですが、こちらは先頭車に使われることはありません)。
これらの室内写真の車両番号:サロ381-23
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