東急 くつろぎボックス(仮称) 計画



 このページで提案したいのが、この車両である。ロイヤルボックス車とこの車両を同時に運行することは考えていないが(どちらかだけを走らせる)、クラス的には、ロイヤルボックスに次ぐセカンドクラス、JASで言えばレインボーシートである。特徴としては、基本的には通勤路線なので、転換クロスシートが並んだ客室に大型荷物置き場、トイレ・洗面所程度があればよい。また、ラッシュ時などのことを考慮すると、一両丸ごとではなく、半室あればよい。このような概要をまとめると、このような車両になる(下図参照)。
 ちなみに「くつろぎボックス」と言う名称は、あくまで仮称である。



 客室内は、2-2配列の転換クロスシートが並んでいる。全ての座席には、カクテルテーブルサイズのもの(1D席参照)を設置。また、上の図で言えば、1A〜1Dと6A〜6D席の妻面の壁には、テーブル(1B席参照)を設置している。
 トイレなどの排水処理は、従来は、車両基地などにそのような設備を設ける必要があった。ところが、伊豆急の新車200系ではそのような設備がなくても済む処理方法を採用している。この車両でも、その方式を採用すると良い。また、東急の車両で唯一、喫煙可能な場所も設ける。
 付帯サービスは、基本的には必要はない(座れることが大きな意味)。自動販売機は設置するが、朝食帯などに、入れ立てのコーヒーや朝食などの販売はあっても良いと思う。また、検札、案内のために、専用の乗務員は設置しても良い(車掌が兼任すると、元町・中華街寄りに連結した場合の下り列車は、渋谷よりに車掌がいるため、大変)。
 あくまでこの図は18メートル車を前提としているが、当然ながら20メートル車両に連結することを考慮してもよい(その場合は、車長は21メートルにする)。運行路線は東横線だが、8両編成にして日比谷線直通列車に使われても結構である。田園都市線+半蔵門線+東武線という比較的距離がある路線に使うのも良いことである。

 料金としては、一回 \150 程度が妥当だと思う。通勤路線なので、定期券や回数券との併用が可能である。ラッシュ時は、\100程度で立席利用も認めて欲しい。販売方法は、車内で空席があるときに販売する方式に限る(回数券はあっても良いかもしれない)。そうすることで、駅側に新たな設備(券売機や予約システム)を用意する必要がないからだ。


特別席研究所風の、車内説明






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