東急 ロイヤルボックス 計画
このページで提案したいのが、「ロイヤルボックス」である。何故「ロイヤルボックス」なのかというと、東急グループの伊豆急行に、「ロイヤルボックス」という名前の特別席を用意しているからである。伊豆急行は観光路線で、観光に見合った列車を以前から多く走らせている。その中で、「ロイヤルボックス」と言う特別席を設けているのである。トンネルの中に入ると光の演出などがあり、格好良い車両である。東急電鉄でも、「ロイヤルボックス」と言う名の特別席を走らせて欲しいのである(もちろん、名称は異なっても良いが)。
東急・ロイヤルボックスの特徴としては、基本的には通勤路線なので、伊豆急・ロイヤルボックスほど、豪華である必要はない。リクライニングシートが並んだ客室に大型荷物置き場、トイレ・洗面所程度があればよい。また、ラッシュ時などのことを考慮すると、一両丸ごとロイヤルボックスではなく、半室あればよい。このような概要をまとめると、このような車両になる(下図参照)。
乗車時間が短いのでは?と思う人がいるかもしれない。もし、この列車を、浦和美園〜赤羽岩淵〜目黒〜武蔵小杉〜(車掌乗車・東横線直通特急)〜元町・中華街と言うようなルートになると、1時間45分程度になり(浦和美園〜武蔵小杉間では1時間20分)、短い、と言うほどでもない。国内線の飛行機でも、それくらいの搭乗時間は多い。浦和美園〜元町・中華街間を通しで乗る人はほとんどいないだろうが、30分間程度を乗る人はいるのではないかと思う。
下の部分の寸法は、あくまで素人としての筆者が考えた長さであり、全長19,000mmを超えなければ調整は問題ないが、ロイヤルボックス席のシートピッチは1,050mmはあって欲しい。
客室内には、2-1配列のリクライニングシートが並び、長距離特急列車として走らせても悪くはないグレードを目指す。また、各座席の側壁(もしくは、座席そのもの)にはAC 100Vのコンセントを設け、コンピューター利用時の利便性を計る。テーブルは、2面のインアームテーブルを備え付ける。妻面の上部には、ワイドサイズの液晶画面による、次駅案内、ニュース、広告などの表示を行う。
トイレなどの排水処理は、従来は、車両基地などにそのような設備を設ける必要があった。ところが、伊豆急の新車200系ではそのような設備がなくても済む処理方法を採用している。この車両でも、その方式を採用すると良い。また、東急の車両で唯一、喫煙可能な場所も設ける。ちなみに、トイレの運用だが、基本的にはロイヤルボックス利用者のみだが(いわば、有料公衆トイレのようなもの)、トラブル発生時の駅間の長時間停車時などは、例外的に認める(これは積極的に認めるべき)。
付帯サービスは、基本的にはそれほど重視する必要はない。ただし、データイム帯では、烏龍茶やコーヒー程度の飲み物はあっても良いと思う。また、検札、案内のために、専用の乗務員は設置しても良い(車掌が兼任すると、東横線で言えば下り列車で大変…車掌は逆側にいるため)。
あくまでこの図は18メートル車を前提としているが、当然ながら20メートル車両に連結することを考慮してもよい(その場合は、車長は21メートル)。先頭車ではない場合は、普通車と同じ車長である。
ロイヤルボックス料金は、10kmまでは\150、20kmまでは\200、21km以上は\250 程度が妥当だと思う。通勤路線なので、定期券や回数券との併用が可能である。ラッシュ時は、その金額の半額程度で立ち席利用も認めて欲しい。
東横線の場合
座席の付属物・サービス
余裕があれば…
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